スーパー耐久 Rd.6 参戦報告

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スーパー耐久 Rd.6 参戦報告

こんにちは!

 

財成リアルティ東京駅前店の西村です!

 

先週末の10/26は岡山県は岡山国際サーキットにてS耐Rd.6 岡山大会に参戦して参りました。

 

 

3か月振りのS耐は気候がガラッと変わり、日中は過ごしやすいもののサーキットがある山岳地帯では最低気温が1桁台まで下がるほどとなりました。

 

、、、

秋はどこへいったのでしょうか。

 

さておき木曜日から練習走行を開始しましたが、今回より新しく投入したホイールサイズなどもテストしながら順調に走行を重ねました。

 

トラブルが発生せずマシンバランスの改善に注力できたので非常にスムーズにセッティングが進み、手ごたえを感じました。

 

特に今回は私含めた3名のドライバーのコメントも近く、方向性が定まっていたのも大きかったですね。

 

 

そんな中10月25日土曜日に行われた予選では、AドライバーとBドライバーの合算タイムで順位が決まり、クラス5番手となりました。

 

Aドライバーの予選中にペースの遅い車両に引っかかったことによりタイムを落とした形でした。

 

他クラス車両との混走による予選だからこその難しさですね。

 

とはいえあくまでスタート順位を決める為の予選なので、3時間の決勝レースを考えるとさほど大きな損ではないとも言えます。

 

本題の決勝レースでは前日の夜から降り続いた雨の影響により、コース全域が濡れておりスタートタイヤの選択が難しい状況でした。

 

スーパー耐久では晴れ用のスリックタイヤと雨用のレインタイヤがあります。

 

大きな違いでいくとタイヤに溝があるかないかの違いですね。

 

晴れ用のスリックタイヤは溝が完全にありませんが、決して使いすぎた訳ではないですよ。

 

路面とタイヤの接地面積を最大限に稼ぐ為に溝を無くしてありますが、雨が降り水が溜まると逆にタイヤが浮いてしまう原因となります。

 

溝があるとその隙間に水が流れてくれるので、タイヤが浮いてくれるのを防いでくれます。

 

市販用の一般的なタイヤに溝があるのもその為ですね。

 

雨が降るからといってタイヤ交換はできませんよね。ちなみに溝がないタイヤでの一般道の走行は法律で禁止されています。

 

ちなみに雨用のタイヤでレースをするとすぐにダメになってしまいます。

 

なぜかというと雨って水ですよね。何言ってんだって感じですけど。

 

水なのである程度空気中の温度だったり地面が冷えるんです。

 

タイヤはゴムなので溶けるんですが、その溶けを利用してグリップを発生しているので、冷ます効果のある水がある状況で走ろうとすると溶けやすくする必要があります。

 

もうお分かりですよね。雨用のタイヤで晴れの日を走るとタイヤが溶けすぎて削れてしまい、すぐに上手く走れなくなります。

 

ちなみにスタッドレスタイヤなんかも同様に溶けやすく作ってあるので、1年通しで使っている人は非常に危険です。

 

いざ冬の日にタイヤがすり減っているなんてことが平気で起こります。危ないです。

 

かなり脱線しましたが、レース中に雨が降ったり、路面が乾いたりするとタイヤ交換をしますが、交換にはある程度の時間が発生しますし、そもそも走行ペースに係るのでスタート時のタイヤ選択は非常に悩みました。

 

スタート担当したドライバーが晴れ用のタイヤで行ける!と豪語したので晴れ用のタイヤでスタートしてもらいましたが、下記の通りでした。

 

 

 

何をどう考えても雨です。ちゃんと雨です。

 

ただスーパー耐久のタイヤは良くできているので晴れ用タイヤでもある程度走れはしますが、限度はあります。これはまあ無理です。

 

そんなこんなでスタートから1時間くらいはとっても大変そうでした。

 

1時間経過時に1分半ほどの差が1位の車とできていましたね。

 

これ1周あたり5~7秒くらいの遅いペースで走っているのでどこにもぶつからずに走っているのが不思議なくらいグリップしなかったはずです。

 

よく頑張りました。スタートドライバーの彼。ちなみに誕生日でしたこの日。ドMなんでしょうか。

 

そのあとは私に交代しましたが、彼が頑張ってくれたおかげで私達のチームだけタイヤ交換をせずにドライバー交代をし、なおかつ晴れ用のタイヤがある程度温まっていたのでめちゃくちゃ追い上げできました。

 

私は9周しか走っていませんがそれでも20秒くらいまでトップとの差を詰めたので、いかにタイヤ選択やタイヤへの熱入りが大事か、乾きかけの路面が難しいかがはっきりでました。

 

ただ3人で95周を走った内の9周だけなので物足りなさは尋常じゃなかったですが。まあ戦略上仕方がなかったので優勝優先ですもちろん。ええ。

 

あまりに長くなりすぎましたが、3人目へ交代しても追い上げが止まらず、最終的に1.2秒差の僅差で2位でした。一時は8位を走行していたのでよく追い上げできました。

 

ちなみに1周のタイムを競う予選では0.2秒差で順位が変わったりする争いなので、いかに雨の日に溝がないタイヤで走るのが大変で危険かが分かりますね。

 

、、、イマイチ想像付かないかもしれませんね。氷の上を走っている感覚に近いです。滑りますよね。それです。怖いです。

 

そんなこんなで表彰式ではドMな誕生日を迎えた彼は僕らや他チームからシャンパンで盛大にお祝いされてました。

 

 

この後しばらく寒い寒いと言ってました。そりゃ寒いでしょうねぇ。

 

これで残るは最終富士大会のみとなりました。1年あまりに早すぎる。

 

次回のブログでお届けします。短めに。さすがに今回は長すぎました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

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